今日は仕事のことについて書いてみます。
- 本記事は、静電容量式レベル計について書きます
- これは個人的なアウトプットですので、参考程度に見てください。この記事により何らの保証や責任を負うものではありません
静電容量式レベル計とは
高校の物理で学んだ、静電容量について思い出して下さい。あれをもろに利用したレベル計です。
タンクやベッセル内に電気的に絶縁された電極を挿入し、測定対象のレベル変化により生じる電極とタンク壁間の静電容量の変化を検出するレベル計、です。 イプシロン0は真空の誘電率なので既知。dも製作によるので既知。あとはイプシロンだがこれが流体の比誘電率であり、液面が上下するとSがどれくらい満たされるかで静電容量が変化する。これと液位を関連させる原理。
静電容量式レベル計の注意点
・流体は誘電体でなければならない
・二つの異なる液体の境界面を測定する場合、異なる誘電率を持ち完全に分離していることが条件
・タンクが導体、非導体かに注意
導体の場合
電極の接地電極部とタンク壁に電気的導通を取る必要がある。導通が取れていないと主電極と接地電極間のみの静電容量を検出するので、接地電極と対壁面の導通状態が変化すると計測誤差の要因となる。
非導体の場合
タンク壁に手を触れたり水をかけたりすると、誤検出する場合がある。タンク壁に触れた手は測定物に、タンク壁にかけた水は金属壁と同様の状態になるため。
本日はここまで。