今日は仕事のことについて書いてみます。
- 本記事は、ばいじん濃度計について書きます
- これは個人的なアウトプットですので、参考程度に見てください。この記事により何らの保証や責任を負うものではありません
ばいじん濃度計とは
その名の通り、ちりやごみといったばいじんの濃度を計測する計器、単位はmg/m3。設置場所はバグフィルターの下流や煙突など。私の場合はボイラーの煙突につける濃度計の設計のため調査している。
計測原理の一として、光透過式というものを採用しているようだ。 ・光を照射する
・通過の過程で光はダストにより吸収、分散され減衰する
・減衰率(透過率)とダスト濃度の相関関係(ランベルトベールの法則)を利用しダスト濃度を計測する
・変換器が必要
・ダストがあるので、エアパージが必要な場合がある
というのがざっくり理解。
光透過式は、直接ダストの質量(mg/Nm3)を測定することは
できない。JISZ8808に基づく手分析により、ダスト測定を行い、ダスト濃度と光学濃度との検量線を作成、ダスト濃度が計測できるようになるというもの。
なので、手分析との合わせ技が必要なため、立ち上げには手分析のプロセスも考慮したい。
計量法認定のばいじん濃度計
調査では、ばいじん濃度計の計量法検定品はないようだ。詳細は横河社のHPを見てほしいが、計量法検定の対象となっている特定計量器のうち、環境計量用とされるものは限られている。その中にばいじん濃度計はない。
しかし、自治体によりばいじん濃度値の規制値がある場合がある。なぜ検定品がないかわからない。実際、ヨーロッパではあるようで、日本は遅れているのかもしれない。
本日はここまで。