小生、エンジニアをしていまして、日々学んだことをアウトプットしていこうと思います。
本日はフルペネについて。
- フルペネとは
- フルペネのメリット、デメリット
- フルペネのよくある使われ方
について、記載してみます。
1)フルペネとは
フルペネとは「フルペネトレーション溶接(Full Penetration)」のこと。Fullとは、完全、Penetrationとは、貫通のことですから、直訳すると、完全貫通、ということ。どういうこっちゃ。ずばり、日本語訳は「完全溶け込み溶接」のこと。溶接の種類はたくさんありますが、ここでは「隅肉溶接」と「完全溶け込み溶接」をセットで覚えておけばOK。解説は、建築学生が学ぶ構造力学、をご参照ください。
2)フルペネ溶接のメリット、デメリット
メリットですが、母材と同等の耐力がある、ということで溶接部の接合性が高いということ。デメリットは、製作が難しい場合がある、ということ。小生の経験では温度計保護管のフランジ接合に、フルペネ溶接を依頼しました。メーカー曰く、これは結構難しいと。なのでお値段お高めになります。
3)フルペネのよくある使われ方
フルペネ溶接=突き合わせ溶接と理解すると、これらは色々なところで使われていますね。配管接続なんかよくあるでしょう。蒸気ラインなどもれるとヤバイ流体部には温度圧力にもよりますが、突き合わせ溶接が使われます。あとは、オリフィスフランジなんかにも使われることあるようですね。
ともあれ、まずは、フルペネという言葉になれることが大事ですね。
本日はここまで。